妊娠したらアトピーになった話③〜なかなか治らない〜
この先生についていく!とは思ったものの、そんなにすぐには改善してくれないのがアトピーでして。
いやぁ、つらかったー。本当につらかったー。
他の皮膚科に行って塗り薬をもらって、根本的に解決しなくてもいいからこの苦しみから脱したい…と思ったこともありました。
まず、顔の見た目がつらい。目の周りが赤くなってパンダっぽいし、ほっぺも全体が赤いのではなく、迷彩柄のようにまだらに赤くなり、もうそれはマスクなしでは人前に出れない見た目。
猛暑の中、マスク。マスクの中がめちゃ蒸れて、これ肌にとってよくなさそう…と思いつつ、マスク。
家に引きこもりたい、人前に出たくない、とすごく思った。仕事は休めないので、そんな願いは叶いませんでしたが。
そして何より、かゆい。掻いちゃいけないと頭ではわかっていても、掻くのがやめられない。
特に首の症状はひどかったので、掻いてしまうと出てくる侵出液(ちょっと黄色っぽいベタベタした液体)まみれでベトベト。寝て、翌朝には乾いてるけど、皮膚がつっぱっていて、首を動かすと皮膚がひっぱられて痛い。
(でも、この侵出液、かさぶたの役割をしてくれるらしく大切なものらしい。)
保冷剤で冷やすといい、というのを聞いてやってみたり(保冷剤を手で押さえているのが面倒くさくなって時々しかやってなかったけど、確かに冷やすとかゆみがおだやかになる)。
アトピーはストレスでも悪化するので、掻いちゃだめだ!とストレスを感じるよりは、掻いてもいい、と開き直る方がいいというのを聞いて、ある程度開き直ってはいましたが、
やっぱり掻くと傷が増える。
特に、寝ている時に無意識で強く掻いているようで、朝起きると傷が増えている、というのがすごくストレスでした。「うわー、またやっちゃったー」って。
傷が増えると見た目がかわいそうな感じになってしまい、気持ちもだだ落ちする。
夏なので服でごまかせなくなってきたのもまた心苦しい。
傷を増やさない対策として、手の爪は深爪かってくらい短くしてました。
旦那に「掻いちゃだめだよ〜」と言われるのもまたストレス。
いや、わかってるし!わかってるけどやめられないんだし!
(依存症の人ってこんな気持ちなのかな…)
何回か怒ったら言わなくなりました。
旦那にとっては私が夜の間中ずっとガリガリと掻いているその音や、かゆくてイライラしている私の雰囲気がストレスだったよう。ごめんね。
症状は、元々ひどかったひじ関節、首、そして急にひどくなった顔に加え、手(特に手首と指)ひざ関節、デコルテ、胸まわり、背中、なぜか左足のすね、と広範囲に渡るように。
でも、だんだんと治っていきました。産めば治ると言われていたけど、産む前に完全に治りそうなくらい。
感動!
どんなことをして治していったかは、④に続く〜